カフェイン含有飲料の摂取は、ほとんどではないがいくつかの観察研究で骨量の減少や骨折リスクの上昇と関連していると報告されている。 ヒト生理学的研究および対照的バランス研究では、カフェイン自体の腸管カルシウム吸収に対する抑制作用は明らかであるがごくわずかであり、24時間尿中総カルシウム排泄量には影響がないことが示されている。 負の効果を示す疫学的研究は、牛乳とカフェイン含有飲料の消費量の逆相関によって部分的に説明されるかもしれない。 カルシウム摂取量の低さは、明らかに骨格の脆弱性と関連しており、カフェイン摂取量の多さがカルシウム摂取量の低さの指標となることが多いようである。 カルシウムの吸収に対するカフェインの悪影響は、わずか大さじ1〜2杯の牛乳で十分に相殺されるほど小さい。 カフェイン含有飲料を骨粗鬆症の危険因子として示唆するすべての観察は、カルシウム摂取量が最適値よりもかなり少ない集団においてなされたものである。 現在推奨されている1日のカルシウム摂取量を摂取している個人において、カフェインが骨の状態またはカルシウム経済に対して有害な影響を及ぼすという証拠はない
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