ビロイドは小さな裸の感染性RNA分子である。 ウイロイドという言葉は、T.O. Diener (1971)がジャガイモ紡錘体病の原因物質を表すために作った造語である。
プリオンは、ヒトや動物に神経変性疾患を引き起こす感染性タンパク質粒子である。 スタンリー・B・プルシナーがプリオンを発見した。
Viroids vs Prions
Viroids:
1.プリオンの種類は? 感染性のRNA粒子である
2. ビロイドは小さな一本鎖の円形RNAだけで形成されている
3. タンパク質の被膜はない
3.
4. ビロイドはリボヌクレアーゼ消化で不活性化するが、プロテイナーゼKやトリプシン消化には抵抗性である
5. 6.ウイルスは高等植物にしか感染しない(例外:ヒトのD型肝炎ウイルスはウイロイドに似ている)
植物の病気としては、ジャガイモ紡錘体病、キク矮化病などがよく知られている。
プリオン。
1. 感染性の蛋白質粒子である
2. 蛋白質のみで形成されている
3. RNAやDNAはない
4. プリオンはプロテイナーゼKやトリプシン消化で不活化されるがリボヌクレアーゼ処理に抵抗性がある
5. ウイロイドより小さいものが多い
6. プリオンは動物に感染して神経変性疾患を引き起こす
牛の狂牛病(牛海綿状脳症)、羊やヤギのスクレイピー病など。
ヒトではクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)、クル病、ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群など。