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新米ママでもベテラン育児のプロでも、母乳育児にはさまざまな疑問がつきまといます。

何を食べたらいいの?

妊娠中と同じように、授乳中も健康的な野菜や果物、全粒粉、タンパク質、カルシウムが豊富な食品をたくさんとることが大切です。 マイプレート食品ガイドの推奨事項を守れば、あなたと赤ちゃんの両方に栄養価の高い食事を与えることができます。

食事は完璧である必要はありません。 母乳育児をしているお母さんは、1日に300~500キロカロリー余分に必要だと言われています。 母乳育児をしていると喉が渇くことがあるので、水筒を近くに置いて、必要なときに飲めるようにしておきましょう。

また、出産前のビタミンをまだ飲むべきかどうか医師に尋ねてみましょう。 ヨウ素欠乏に関連した問題を防ぐために、米国小児科学会(AAP)は、すべての授乳中の女性が1日に150マイクログラムのヨウ素を含むサプリメントを摂取し、料理にヨウ素添加塩を使用し、魚介類や乳製品などヨウ素を多く含む食品を食べるよう推奨しています。

母乳で育った赤ちゃんはアレルギー体質ですか?

母乳で育った赤ちゃんは、お母さんが特定の食べ物や飲み物(牛乳、大豆食品、小麦、トウモロコシ、オート麦、卵、ナッツ、ピーナッツ、魚や貝などのよくある食物アレルギー物質)を摂取すると、アレルギー反応や過敏反応を起こすことがあります。

赤ちゃんが食物に対してこのような反応を示す兆候には、以下のようなものがあります。

  • 頻繁に吐き出したり、嘔吐したりする
  • 明らかな腹痛(たくさんのガスが出る、または痛みのために膝を引き上げる)
  • 血の気が多い。 粘液質の便(うんち)
  • 硬い便
  • 発疹や腫れ

赤ちゃんが食べ物に反応したと思ったら、医師に連絡し、小さな子どもが我慢できそうにないものは食べたり飲んだりしないようにしてください。

このような反応は非常にまれですが、お子さんが呼吸困難に陥ったり、顔が腫れたりした場合は、救急車を呼びましょう。 豆やカリフラワー、ブロッコリーを食べると、ガスが出たり騒いだりするお母さんもいれば、これらの食品に問題なく耐えられる赤ちゃんもいます。 また、辛いものを食べた後、母乳の味を嫌がるようになったというお母さんもいます。

妊娠中と同じように、授乳中のお母さんは、水銀を多く含む魚の摂取を避けるか、制限する必要があります。

アルコールはやはりダメ?

授乳前に飲めば、24時間以内に1~2杯という適度な飲酒なら問題ありません。 母乳に含まれるアルコールの量は、血液中のアルコールの量に依存します。 アルコールが代謝され、授乳の心配がなくなるまでには、1杯飲んでから2時間程度かかるといわれています。

少ししか飲まないのであれば(できれば母乳育児が始まって1ヶ月くらい経ってから)、「ポンピング&ダンプ」、つまり母乳を汲んで捨てるという方法もありますが、授乳中の過度な飲酒はおすすめできません。 たとえ「汲み上げて捨てる」としても、赤ちゃんには他のリスクもあります。 飲み過ぎは、赤ちゃんのお世話の仕方に影響しますし、注意力や思考力が低下するため、赤ちゃんの要求に適切に対応できなくなる可能性があります。 また、SIDS(乳幼児突然死症候群)の危険因子でもあります。

カフェインを摂ってもよいですか?

アルコールと同様、授乳中のカフェイン摂取は制限したほうがよいでしょう。 1日に1~2杯のコーヒーは問題ありませんが、1日に1~2杯以上のカフェインを摂取すると、赤ちゃんの気分や睡眠に影響を与える可能性があります。

レビューを見る Elana Pearl Ben-Joseph, MD
Date reviewed: 2015年2月

掲載

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