甲状腺がんの症状には、以下のようなものがあります。
- 首にしこりがある
- 声がかすれ、3週間以上続く
- のどの痛みや飲み込みにくさがよくならない
これらの症状は他の病気によって引き起こされる可能性があります。 しかし、どのような症状でもかかりつけの医師に診てもらうことが大切です。
首のしこり
甲状腺は首の付け根にあります。 甲状腺のしこりは非常によくあることです。 しかし、甲状腺のしこりの100個のうち5個(5%)だけが癌なのです。 特に高齢者の場合は、甲状腺に結節と呼ばれる小さなしこりができることがあります。 結節は男性よりも女性に多く見られます。
癌ではない甲状腺の肥大は、甲状腺腫と呼ばれます。 この腫れは首の前にしこりとして現れ、時には飲み込むときに上下します。
癌性の甲状腺のしこりは通常痛みを伴いません。
また、次のような場合は医師に診てもらいましょう:
- 以前にチェックしたしこりが突然大きくなった場合
- 首の他の場所にしこりを見つけた場合
声がれ
声がれは細菌やウイルス感染によるものが多いようです。 喉の痛みや飲み込みにくさ
喉の痛みはよくあることで、感染症が原因である可能性もあります。 しかし、以下の場合は医師に相談してください。
- 3週間以上喉が痛い
- 飲み込みにくい、よくならない
異常な症状
甲状腺髄様癌という珍しいタイプの癌は、異常な症状を引き起こす可能性があります。 便が頻繁に出たり、顔が赤くなったり(紅潮)するかもしれません。 これらは、甲状腺髄質癌細胞によって作られるカルシトニンというホルモンが多すぎるために起こります。
医師の診察
あなたの症状は甲状腺癌のせいではないかもしれません。
がんは早く見つかれば見つかるほど治療がしやすく、治療が成功する可能性が高くなります。