解説
重大な既往のない24歳女性が、5日間の下腹部不快感と臍からの膿性分泌物の病歴を呈した。 5日前に臍周囲の腹痛に気づくまで元気であった。 発熱,悪心,下痢,下血は否定された。
腹部診察では臍周囲に軽度の膨満感と臍からの膿性分泌物が認められた(図1A)。 臍に開口した深さ4cmの膿のポケットがあった(図1B)。 膿のグラム染色で多菌種を確認した。 腹部造影CT検査で臍周囲膿瘍を認め、尿膜遺残の合併と一致した(図2)
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重大な既往のない24歳女性が、5日間の下腹部不快感と臍からの膿性分泌物の病歴を呈した。 5日前に臍周囲の腹痛に気づくまで元気であった。 発熱,悪心,下痢,下血は否定された。
腹部診察では臍周囲に軽度の膨満感と臍からの膿性分泌物が認められた(図1A)。 臍に開口した深さ4cmの膿のポケットがあった(図1B)。 膿のグラム染色で多菌種を確認した。 腹部造影CT検査で臍周囲膿瘍を認め、尿膜遺残の合併と一致した(図2)