Lesson: ギターでAマイナー・スケールを弾く

スケールを弾くことは、ギタリストにとって、自分の能力の幅を広げ、音楽理論に対する全体的な理解を深めるための素晴らしい方法です。 Aマイナー・スケールは、シャープやフラットを含まないので、初心者の方でも、それぞれの音を純粋に聴きながら、マスターするのに適したスケールです。

今回は、このスケールの構成音と、ギターでの弾き方をご紹介します。 Aマイナー・スケールは、ABCDEFG

この7つの音で構成されていますが、Cメジャー・スケールと同様、シャープやフラットはありません。 実際、Cメジャースケールと同じ音を使いますが、代わりにA音を起点としています。 つまり、Aマイナー・スケールはCメジャーの相対的短音階なのです。

スケールを構成する音がわかったところで、Aマイナー・スケールを演奏するために、指板のどこに指を置くかを一音一音解説していきます。 このダイアグラムは、ギターの指板を視覚的に表現したものです。 ギター・チャートやダイアグラムの読み方を学ぶことで、スケールの弾き方を学び、音符とそれに対応するフレットをより深く理解することができるのです。

以下の例では、それぞれのドットが、特定のフレットと弦でどの音を弾くべきかを示しています。 弦の上に音がある点は、フレットを押さえない開放弦であることを示しています。 黄色の点は、スケールのルート音を示しています。

A Major Scale – Open Position

A minor Scale をオープン・ポジションで演奏するには、ギターの最初の3フレットのみを演奏すればよいことになります。 1フレットにかかる音は人差し指、2フレットにかかる音は中指、3フレットにかかる音は薬指を使用します。 スケールの中には6弦（Low E）の音もありますが、できるだけ低いAの音をルートとするため、開放弦のA（5弦）から始めるのが最も理にかなっていると言えます。 そこから、5弦2フレットのB、3フレットのCと進んでいきます。

A Major Scale – 5th Position

A major scaleのもうひとつの演奏方法は、5ポジションでの演奏です。 指板を上に移動し、異なる開始位置からスケールにアプローチすることで、同じ音をより高い音域で聴くことができます。

まずは人差し指を6弦（ローE）の5フレットに置き、これもAの音で弾いてみましょう。 その後、同じ弦の7フレットを薬指、8フレットを小指で弾きます。

注意点としては、3弦に到達した時点で、人差し指を4フレットに移動させるために、手をずらす必要があることです。 2弦に到達すると、人差し指は5フレットに戻ります。

A Minor Scale Tabs

一部のギタリストにとってより身近なスケール学習の別のアプローチは、タブを使ってスケールの音を順に理解する方法です。 上記のダイアグラムがロードマップのような役割を果たすのに対し、タブはステップバイステップの指示に近いものがあります。 人によっては、より理解しやすいと感じるかもしれません。

それでは、先ほど説明した2つのポジションをTAB譜にするとどうなるか見てみましょう。

A Minor Scale – Open Position Tab

Aマイナー・スケールをオープン・ポジションで演奏するには、A（5弦）の開放弦から始めて、以下のタブにあるフレット位置に沿って指板上を移動します：

A Minor Scale – 5th Position Tab

5ポジションでのスケールは6（ローE）弦5フレットの人さし指から始めて次のように演奏します。 人差し指をアンカーにして、3弦だけ4フレットにシフトすることも忘れずに。

A Minor Scale Exercise

スケールの暗記には根気と繰り返しが必要です。 これらのAマイナースケールのポジションを、昇順と降順の両方で、自信を持って速いスピードで音を走らせることができるようになるまで、弾いてみてください。 また、メトロノームで設定した速度に合わせて演奏することで、タイミングを合わせることもできます。

スケールの音に慣れてきたら、スケール・パターンをベースに、他のギター・テクニックに取り組むこともできます。 例えば、オルタネイト・ピッキングやフィンガーピッキングのテクニックを取り入れながら、スケールの音を通して演奏することができます。 また、スケールを様々なリズムで演奏してみたり、スケールの音を使ったオリジナルのリフを考えてみるのも良いでしょう。 メジャースケールやペンタトニックスケールなど、他の種類も試してみて、普段の練習に取り入れてみてください。 Fender Playの無料体験版で、スケールの練習を続けましょう。