我々は無症候性痛風の患者50人の膝関節から滑液を吸引し、滑液の中に含まれる尿酸ナトリウムの結晶を調べた。 非病原性痛風で、過去に膝や他の関節に滑液の尿酸ナトリウム(MSU)結晶が確認されたことがある人。 これらの無症状患者の58%は、膝関節にMSU結晶を有していた。 血清尿酸値、血清クレアチニン値、吸引した滑液の量、吸引した滑液の細胞数では、MSU結晶陽性群とMSU結晶がない群との区別がつかなかった。 アルコール依存症、冠動脈疾患、高血圧、痛風の発症期間、臨界期までの期間、薬物療法などの臨床的要因も2群に差を認めなかった。 19名の患者がもう一方の膝の吸引に同意した。 そのうち7名(37%)は両膝にMSU結晶を認め、6名(32%)は片膝に認めた。 血清尿酸値が正常化したにもかかわらず、多くの患者でMSU結晶(細胞内結晶を含む)が残存していることの意味を明らかにする必要がある。 膝関節吸引術は、無症候性患者におけるMSU結晶の検出には感度の高い方法である。 また、痛風と診断されるような関節炎発作を起こしたが、MSU結晶が証明されていない患者においても、これらの結晶を証明するのに有用な方法である

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。