NEW YORK (Reuters Health) – イブプロフェンやナプロキセンなどの鎮痛剤のクラスは生理痛によく効くようで、アセトアミノフェンよりも有効かもしれないと新しい研究レビューで示唆された。

非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）として総称されるこれらの薬は、さまざまな痛みに広く使用されていますが、タイレノールや他の特定のブランドの鎮痛剤および解熱剤の有効成分であるアセトアミノフェンと比較して、どの程度の違いがあるのかはこれまで明らかでありませんでした。

いくつかの国ではパラセタモールとして知られているアセトアミノフェンは、特に月経痛のために販売されている多くの製品の成分でもあります。

新しいレビューにおいて、研究者は、月経痛に対するさまざまなNSAIDsとアセトアミノフェンのテストを行った18カ国からの73の臨床試験を分析しました。 その結果、NSAIDsを投与された女性は、プラセボ（不活性な錠剤）を投与された女性よりも「少なくとも中程度」の痛みの緩和を報告する可能性が4.5倍高く、

アセトアミノフェン使用者がそうした改善を報告する可能性もほぼ2倍高かった–ただしこの発見はわずか3件の研究に基づいていた、と研究者はCochrane Database of Systematic Reviewsに報告しています。

「我々のレビューは、NSAIDsが月経痛に非常に効果的な治療法であることを示しています」と、ニュージーランドのオークランドにあるコクラン月経障害および不妊症グループの研究者、Jane Marjoribanks氏は言いました。

なぜNSAIDsがアセトアミノフェンよりもさらに効果的であるかもしれないという正確な理由は、不明です、と彼女はロイターヘルスに電子メールで語りました。 対照的に、NSAIDであるインドメタシンに関する研究では、この薬を使用した女性は、90回の月経周期のうち42回で良い痛みの緩和を報告したのに対し、プラセボを使用した女性は90回のうち9回でした。

試験では、イブプロフェン（アドビルやモトリンなどのブランド）、ナプロキセン（アレベや他のブランド）、ジクロフェナク（ボルタレンや他のブランド）といった様々なNSAIDsにも注目しています。 さらに、NSAIDsは市販薬であるが、副作用のリスクがあり、慎重に使用する必要がある。

このレビューの試験全体で、NSAIDsを使用している女性は、消化不良、眠気、めまい、頭痛などの副作用を報告する傾向が、プラセボ錠を与えられた女性よりも37％高かった。

副作用を最小限に抑えるために、女性は各月経周期の間（痛みのピークとなる日）数日間だけ薬を服用し、パッケージに記載された推奨用量を超えてはいけない、とマージョリバンズは述べています。