アルカリ長石は斜長石とよく区別されるが、それは斜長石のほとんどの粒がアルバイト双晶(上記結晶構造参照)を示し、それがある劈開面上に平行線として現れるのに対し、アルカリ長石の粒はそうでない点である。 しかし、この基準は絶対的なものではなく、斜長石には多結晶双晶を示さないものもある。 また、ぱっと見ただけでは、パーチティックテクスチャーを多合成双晶と勘違いしてしまうものもある。 幸いなことに、このような類似性は、いくつかの例を徹底的に調べれば、ほとんど混同されることはない。
また、アルカリ長石と斜長石を区別するために、比重値の違いという性質を利用することがあります。
サニジンは通常ガラス質に見えるので他のアルカリ長石と容易に区別される(すなわち無色透明である)。 一方、マイクロクリンやオルソクレースは、白色、灰色、または肉色からサーモン色で、半透明であることが特徴的である。 微斜長石は、緑色のアマゾナイトを除いて、巨視的にオルソクレーズと区別することはできない。 かつては、微斜長石はすべて緑色であるという誤った認識から、多くの微斜長石が斜長石と誤認された。 現在では、サニディン以外のカリ長石をアルカリ長石、場合によってはカリ長石と呼んで、岩石を巨視的に観察している。 つまり、微斜長石と斜長石の区別は、その光学的性質など、同一性を証明するまではしない。 斜長石も巨視的な検査では、斜長石を含むことが知られている岩石を知る人以外は、一般に単にアルカリ長石と同定される。 しかし、いくつかの経験則を採用することができる。 青味がかった虹彩を示す白色またはオフホワイトの斜長石(いわゆるペリステライト)は、70%のAn2と30%のAn25の微小な相互成長であっても、全体として白雲母組成であり、青、緑、黄、オレンジなどの色調の虹彩を示す暗色の斜長石はラブラドルライトである。 例えば、黒雲母は白雲母や乏石に、角閃石は安山岩に、輝石はラブラドライトや白雲母によく含まれる。 長石のうち2種については、以下のような特徴がある。 微斜長石は一般に “格子状双晶 “を示す。 この2種類の双晶の組み合わせは、二重偏光顕微鏡で見るのが最も良いが、マクロ的に見ても判別できる場合がある。 (複雑なペグマタイト中のラメラ質量を構成する斜長石はアルバイトであり、この品種はしばしばクリーブランダイトと呼ばれる
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